地震対策の備えとして家庭でやっておくべきこと!
2015/05/01
首都圏直下型地震、南海トラフ地震などいつ起きてもおかしくないといわれてますが、阪神淡路大震災、東日本大震災の記憶も薄れてきて、何も起きないとついついその対策を忘れがちになりますよね。
しかしながら、可能なかぎり地震対策の備えとして、できることを今からやっておくことが身の安全につながります。
地震というと恐ろしいというイメージがありますが、地震が起きると、どんなことが直接的な原因で人に被害を与えてしまうのか?まず明確に把握しておくことが大切ですよね。
そのうえで、できる対策を的確にうつことが必要です!
人的被害をもたらす元となるもの
地震によって人的被害をもたらす元となるものには、大きく次の5つがあります。
①電化製品、家具などの転倒、ガラス・食器の破損・飛散
②ストーブやコンロなど電気設備、都市ガス設備から発生する火災
特に忘れがちなものが、停電から復旧時の通電火災や強風のときの火災旋風発生
③建物の倒壊
④地割れ、地滑り、地盤の緩み、落石
⑤津波
被害を抑えるための対策~自宅内でできること
これら被害をもたらす元となることに対して、どのような対策を打てるでしょうか?
自宅内でできることとして次のものがあります。
①タンスなどの家具、テレビは、L型金具などで壁の桟や柱に固定する。
②観音開きの扉や引き出しにストッパーを取り付けて中身が飛び出ないようにする。
③ガラス戸など飛散防止フィルムを貼る。
④電球は飛散防止がなされてるものを使う。
⑤寝室や子供部屋などには背の高い家具を置かないようにする。
⑥重い家電製品はできるだけ低い位置に置く。
⑦家電製品の近くに花瓶など水の入ったものを置かない。水がこぼれてコンセント部分にかかると発火する恐れが・・・
⑧停電の後、電気が復旧したときに転倒した電気機器が発火することがあるので要注意。
⑨ストーブのそばには服や雑誌など燃えやすいものを置かない。
⑩頭の上にものが落ちてこないようなところに寝る。
⑪枕元の近くにスリッパ、懐中電灯、ラジオを置いておく。
もし地震がおきたら
①暗闇では窓ガラスや食器等の破片でけがしやすいので必ずスリッパをはいて移動する。
②戸を開けて出入り口の確保をしておく。
③テーブルや机の下にもぐる。近くにない場合には、クッションや布団で頭を守る。頭を守るものがない場合、手で頭を守る。ただし手首の動脈を守るために手の甲を上にする。
④調理中の場合、調理器具などが飛んで来てやけどしたりするので、無理に火を消しにいかない。
④あわてて外に飛び出さない。
⑤外に出るときはブレーカーを必ず落とす。
⑥外に出るときの持ち物としてはこちらをご覧ください。
地震対策の持ち物としてこれだけは揃えたい!
自宅でやれる地震対策ですが、もし地震がおきたら、これらのことに注意して冷静に行動することを家族全員で確認しておくといいですよね。
人って想定外のことに遭遇すると、パニックになりやすいですが、あらかじめ想定できることには冷静に対応できますし、それが結局、命を守ることにつながりますからね。