酢の種類違いは?料理によって使い分け!
酢は、調味料としてよく使うので、なくなるのが早いです。
ドレッシングをつくるときも必需品ですね。
また、野菜を洗ったりするときも使います。
ところで、酢の種類は多いのですが、料理によって使い分けってできていますか?
家に常備している酢の種類は2〜3種類ぐらいじゃないでしょうか。
使い分けはいつも何となくで、上手に使いこなしはできていません。
私の場合、1本を使っていたらそのままなくなるまで使い切ってしまうことが多いです。
もっと上手に活用できたら・・・
いろんなドレッシングや合わせ調味料など、より料理がいきて美味しくなりそうですよね。
目次
酢は何から生まれたの
酢は酒から造られる調味料です。
穀物や果実など糖分のある原料から造られます。
●日本では、米や麦、酒かすなど。
海外の場合
●イギリスでは、大麦から造るモルトビネガー
●イタリアでは、ぶどうから造るバルサミコ酢
●アメリカでは、コーンやさとうきびから造るホワイトビネガー
などがあります。
酢の造り方
酢の造り方として
・酢の伝統的作り方として、穀物や果物から酒を造り、その酒を酢酸発酵させたもの
・酢を造るとき酒を造る工程を省いた原料にアルコールが入っている量産タイプ
があります。
酢の種類
酢にはいろいろな種類がありますので、それぞれの特徴を知り、料理に合ったお酢を使い分けしたいものです。
穀物酢
幅広い用途に使え、すっきりした味わいです。
小麦やとうもろこしなどの穀物からできてます。
値段もお手頃などで掃除などにも使います。
米酢
和食に使われることが多く、コクがありまろやかな味です。
原料が米だけのものを「純米酢」といいます。
りんご酢
マリネやサラダのドレッシングに。
りんごの香りがフルーティーで、ハチミツを入れてサワードリンクにしても美味しいです。
黒酢
長い時間をかけて、発酵熟成させたもので、食酢の中でも群を抜いてアミノ酸が含まれています。
発酵や熟成によって褐色または黒褐色になったものです。
中華料理や飲用にも適しています。
ワインビネガー
ぶどう果汁から造られた酢です。
ぶどう果汁に酵母を加え、アルコール発酵させ酢酸を添加して30日ぐらい発酵させたもの。
ワインと一緒で赤と白があり、肉料理魚料理で使い分けることができます。
バルサミコ酢
ぶどうから造られる果実酢の一種です。
味わいは濃厚で香りもよく、加熱することで酸味もやわらぎ、甘みが引き出されます。
自然の発酵力を利用し熟成期間が長いものほど味・香りがよく値段も高くなっていきます。
酢の効果
酢を使うことでさまざまな効果がありますよ。
・脂っこい料理をさっぱりさせる
脂っぽい料理を作るとき、酢を入れるとさっぱりと仕上がります。
・防腐剤効果
酢には、強い殺菌力があります。
・カルシウムを吸収しやすくする
酢の酢酸が食材のカルシウムを引き出し、消化吸収しやすくしてくれます。
・コクと甘みが増す
煮込み料理に酢を加えると味がまろやかになり、甘みが増してきます。
酢の保存法
酢は殺菌力が強いので、基本的に常温で保存できます。
ただし光と高温は苦手なので冷暗所で保存します。
いろいろな合わせ酢
料理を後一品増やしたいとき、合わせ酢って重宝します。
土佐酢
かつお節:2分の1カップ
米酢:大さじ4
砂糖:大さじ1
しょう油:大さじ2
二杯酢
しょう油:大さじ1
米酢:大さじ1
三杯酢
しょう油:大さじ1
米酢:大さじ1
煮切りみりん:大さじ1
甘酢
だし汁:大さじ1
砂糖:大さじ3
米酢:2分の1カップ
塩:小さじ2分の1
酢味噌
米酢:大さじ2分の1
砂糖:小さじ1
白みそ:20g
ピクルス
白ワインビネガー:1カップ半
砂糖:大さじ3
塩:大さじ1
水:4分の3カップ
ローリエ:1枚
クローブ:1本
タイム:1枚
お酢を使ったドレッシング
市販のドレッシングが切れていたときや、サラダなどを作った時さっと作れて便利です。
和風ドレッシング
米酢:大さじ2
オリーブオイル:大さじ2
砂糖:ひとつまみ
しょう油:大さじ2
ゆずこしょう:適量
カルパッチョドレッシング
バルサミコ酢:大さじ2
オリーブオイル:大さじ4
塩:小さじ1
こしょう:少々
フレンチドレッシング
ワインビネガー:2分の1カップ
サラダ油:1カップ
塩:小さじ1
こしょう:小さじ4ぶんの1
酢は私たち日本人にとって、昔から慣れ親しんできた調味料です。
酢を使った料理は、お寿司をはじめ、いろいろあります。
酢を使うことで、うま味がアップしたり、まろやかになったりします。
合わせ酢などは、すぐ作れて、野菜を茹でたものにかけるドレッシング感覚で使えます。
種類の多いお酢ですが、いろいろ試して自分の納得のいく酢を料理に使っていきたいですね。