アイロンのかけ方 当て布はハンカチやタオルでもOK!
アイロンがきれいにかかっていると、着ている方も見ている方も気持ちがいいですよね。
アイロンって、普段から長年使用してますが、とくに誰に教わることもなく何気なく使用しています。
アイロンの正しい使い方を今一度振り返ってみると、結構知らないこともあるんですよね~
・どんなときドライアイロンで仕上げるか、スチームアイロンで仕上げるか?
・アイロンを使うとき「当て布」は、どんな素材?
・その当て布の使い方は?
など、アイロンに備え付けてある機能や道具もきちんと活用したいものです。
まずは基本を抑えないとですね。
目次
アイロンがけの道具
アイロンがけが上手にスムーズにいくように手元に道具をそろえておきます。
アイロン
アイロンを選ぶときの基準として、ドライとスチームの切り替えの機能のついているものを選びます。
またタックやギャザーの部分に当てやすいように先端がとがったタイプのものにします。
コードレスタイプや霧吹き機能のついたものなどさまざまありますが、①使う頻度、②1回ごとの使用時間、③必要な機能、④使いやすさなどを考慮して自分の衣生活に合ったものを選びます。
アイロン台
アイロン台は一見幅が広い方がシワをのばしやすく使いやすそうに思えますが、スラックスの腰の部分がすっぽりと入る幅のものを選んだ方がかけやすくなります。
仕上げに使う、うま(そでやズボンなど筒状になっている部分を仕上げるときに使う)がついているアイロン台だと立体的になっている部分のアイロンがけの際、便利です。
うまがついていないタイプだとタオルなどを丸めたものでも代用できます。
また立っていても座っていてもアイロンがけができるように、高さを調節できるタイプや、ボタンの部分がアイロンがけしやすいように沈み込むタイプのものもあります。
霧吹き
衣類のシワをきれいに伸ばすためには、霧吹きで水滴をまんべんなく吹きつける必要があります。
霧吹きには水滴の細やかさを調節できるタイプのものもあります。
使うときに気をつけなければならないことは、1ヵ所だけに多量の水滴を拭きつけてしまうとアイロンをかけたときにシミができてしまう場合もありますので使う前は水滴の細やかさをチェックしておく必要があります。
当て布
当て布は衣類とアイロンのあいだにはさんで、アイロンの熱を下げ、衣類をアイロンの直接の熱により痛めないように保護する役目があります。
市販されているアイロン用の当て布の他、自宅にある色移りの心配のない、「白色のハンカチや、タオル」など「綿生地の布」であれば使用できます。
特に「シルク、ウール、カシミヤ」などの素材のものなどは「当て布」が必要です。
ドライ機能とスチーム機能の使い分け
アイロンについている機能で、「ドライアイロン」と「スチームアイロン」の2通りあります。
この2つの機能を知って、違いを使い分けられるとアイロンをかけたあとの仕上がりも大きく変わってきます。
ドライ機能を使うとき
アイロンの熱と抑える圧力で、生地のシワを伸ばしていきます。
霧吹きで水滴を吹き付けて、衣類の形を整えてから、アイロンをかけるときれいに仕上がります。
熱と圧力で衣類がかためにピシッと仕上がるので、次のような素材に向きます。
<素材>
・綿
・麻
・ポリエステルなどの合成繊維
<衣服の種類>
・ワイシャツ
・スラックス
・ブラウス
など
スチーム機能を使うとき
アイロンの注入部分に入れた水が、熱によって気体(蒸気)となって繊維の中に入りこみ、衣類をふっくらと仕上げてくれます。
アイロンをかけるときは、圧力をかけないでアイロンを浮かせた状態で熱だけを伝えるつもりでかけます。
次のような素材に向いています。
<素材>
・ウール
・綿ニット
・アクリル
<衣服の種類>
編みや織の衣類。
・セーター
・スーツ
・スカート
など
アイロンをかける前に気をつけること
なるべくならアイロンをかけたくないとかシワが少なかったらいいなぁと思うことはありませんか?
シワが少しでも少なければアイロンがかけやすくなります。
シワが少なくなるために大事なことは、洗濯物を脱水するときに注意することです。
脱水時間を短くして、衣類に水気が残っている状態で干すようにします。
水分を残すことによって生地が伸び、乾くと縮みます。
この生地の性質を利用して、ワイシャツなら30秒程度で済まし、振ったら滴が飛び散るような状態で干すと、生地が水分の重みで自然に伸びて、乾いたあとにアイロンがかけやすくなります。
今までアイロンがけをずっとしてきましたが、根本的に脱水の時点で間違っていました。
水気が残るように脱水したことはありませんでした。
またドライ機能、スチーム機能もきちんと活用できていませんでした。
やはり何ごとも、ただなんとなくやっていてはダメですね・・・
きちんと機能など基本をおさえたうえで使わないと、服にも申し訳ないですね。