一日の歩数,何歩あれば健康にいい?男女、年齢別では?
2017/07/27
健康にはウォーキングが良いと言われていますが、一日いったいどのくらい歩いているものでしょうか?
また一日に何歩歩けば健康にいいのか?気になるところです。
最近は歩数を数える歩数計も一般的になっていて、スマートフォンのアプリのものもありますよね。
それでは日本人は一日どのくらい歩いているのか、男女や年齢で違うのかなど紹介しますね!
日本人の一日平均歩数は?
厚生労働省が行っている健康日本21というプロジェクトがあります。
その調べによると、日本人は平均で男性が7243歩、女性は6431歩歩いているそうです。
年齢別で見ると、男性は30歳~59歳までは8200前後。
60代は7000歩足らずで、70代は、4500歩を越える程度です。
女性は30~59歳が7200歩程度、60代で6000歩あまり、70歳以上で4000歩程度です。
男女で比べてみると、男性のほうが歩数が多いのですね。
目標の歩数は?
「健康日本21」は、国が国民の健康促進を目標とするプロジェクトです。
その中で、理想的な一日の歩数は「1万歩」と言われています。
1日1万歩歩くと、約300キロカロリーが消費されます。
海外で、週に2000キロカロリーを消費するのが身体に良いという研究があります。
1日1万歩歩くと、300キロカロリーが消費されて、週に2000キロカロリーの目標に達成しますね。
けれども、今の日本人で1日1万歩歩いている人は、男性で30%近く、女性では20%ほどしかいません。
そこで「健康日本21」は目標の歩数として、現在の平均値を1000歩増やすことを掲げています。
1日の平均歩数を男性が9200歩、女性が8300歩とするのです。
70歳以上の高齢者の場合、男性が6700歩、女性が5900歩と厚生労働省は目標にしています。
もう1000歩増やすには?
平均より1000程度増やすのは、それほど難しいことではないと思います。
もし、これを読んでいるあなたが自分は運動不足だと思っていたら、ぜひ「歩く」ことを意識し直してみましょう。
特別な運動習慣を取り入れなくても、いつも歩いている道を遠回りしたり寄り道したりすれば、すぐに改善できると思います。
大体の成人の人が一日6000歩程度歩いています。
平均すると、100歩/1分の速さで歩いていると言われています。
デスクワークでも朝の通勤で20分、お昼休みにランチででかけて往復10分ずつ、帰宅に20分あるいたら1時間で、これで大体6000歩は歩いていることになるでしょう。
また、休みの日には買い物にでかけることもあるでしょう。お店を周っていると、1時間は歩いていると思いますので、そうすると1万歩を越えることも、そう難しくはないでしょう。
歩数計で測ってみる
ウォーキングの時、歩数計を使ったグループと使わなかったグループで、歩く歩数に影響が出るかどうかを調べた実験があります。
使ったグループのほうが平均して27%、歩数にすると2000歩も多く歩くということが、結果で出ました。
歩数計をつけたほうが、たくさん歩くようになるんですね。
歩数計で自分の歩数を測っていると、自分がどれだけ歩いたか目に見えるので、それが歩くことのモチベーションになるのでしょう。
また、その歩数を記録日誌につけると、歩数計を使わなかったグループより40%、歩数にすると3000歩も多く歩いたという結果が出たそうです。
日誌をつけると、さらに歩数がアップするのですね!
データ管理もできる歩数計もあるんですよ。
こちらはウォーキングの楽しみ方もアドバイスしてくれる最先端の歩数計です。
歩数を増やすと体が変わる
オーストラリアで行われた研究によると、1日の歩数を1000歩増やすと、ウェスト・ヒップ比が変化したり、ダイエットの効果が現れるそうです。
また、歩数を1万歩にすると、体重が平均して2キログラム減るそうです。
また、歩数の多いグループと歩数の少ないグループで実験すると、歩数の少ないグループは内蔵脂肪が多くみられたり、コレステロール値や血圧値も高くなったそうです。
最近はスマホが歩数計になるアプリがあります。
1日だけでなく週単位や年単位の歩数、移動距離の確認もできたりしますので、便利ですよ。
ウォーキングは、健康に大きな効果が期待できますから、歩数計やスマホを持って、一日1000歩アップを意識して歩いてみるといいですね!