八十八夜とは~茶摘みの歌を思い出しますね♪
2015/05/02
八十八夜って聞くと、♪夏も近づく八十八夜♪と心のなかで、歌ってしまいます。
八十八夜の意味もわからずに、考えることもなく歌っていました~
この歌は2007年に、「日本の歌百選」にも、選ばれているのですね。
なんとなくこれから、夏に向かって行く感じがして、元気になれるので好きな歌です。
八十八夜とは
ところで八十八夜とは、立春(第一日目)から数えて八十八日目にあたる日のことです。
毎年5月2日頃ですが、その年の立春の日付により、八十八夜もずれます。
八十八夜は、雑節のひとつで、雑節とは、季節の移り変わりを掴むために設けられた特別な日のことを指すようです。
八十八夜の他にも、雑節には節分・彼岸・入梅・半夏生・土用などが、あります。
八十八夜の茶摘み
茶摘みも八十八夜のころが、最適な時期です。
昔から八十八夜に摘み取られたお茶を飲むと、長生きするといわれています。
その昔は、お茶は薬のようなイメージがありました。
昔は、お茶は高級品で、庶民が飲めるようになったのは、大正時代からといわれています。
年に3回ほど茶摘みが行われますが、八十八夜の頃に摘み取られるお茶を一番茶もしくは新茶といいます。
1年かけて大切に育てられ、栄養もたっぷりと蓄えられているので、もっとも価値の高いお茶になります。
地域により差はありますが、4月下旬ぐらいから1ヶ月にわたり摘み取られます。
二番茶・・・一番茶の収穫が終わって2か月後、6月下旬~7月上旬頃
三番茶・・・二番茶の収穫が終わって約2~3週間後、7月中旬~8月下旬頃
煎茶のうま味成分テアニン
自宅では、お茶を急須を使って淹れる派ですか? それとも手軽に飲めるペットボトルのお茶派ですか?
自宅で急須に淹れて飲むお茶のほうが、ペットボトルのお茶に比べて、お茶のうま味成分テアニンが、約3.5倍も多く含まれているそうです。
お茶の葉は、太陽光を長く浴びるとテアニンが、減るので、日照時間が短い時期に採る一番茶の新芽は、二番茶、三番茶の新芽よりテアニンが多く含まれています。
ペットボトルのお茶は、一部を除いて高価な一番茶の新芽ではなく、二番茶以降を使うことが、多いそうです。
自宅で、一番茶を淹れるときには、せっかくですから、より美味しく淹れたいですよね。
そこでお茶をより美味しくいただくワンポイント・アドバイスとして、少しだけ手間をかけて、お湯を湯のみに入れ少し冷ましてから、急須にいれるのがいいようです。
お茶を淹れるときお湯が高温だと、テアニンの他に雑味も多く出てしまうからなんですね。
また、抽出したお茶は空気に触れると酸化していくので、なるべく早く飲むことも大切です。
新茶や一番茶の商品が、店頭に並びだすと、”今年も美味しいお茶が飲める!”とうれしくなってしまうんですよね。
この時期のお茶を飲むと、縁起もいいということですから、ありがたい気持で飲むと、ますますお茶が美味しく感じられますね。