土鍋の使い方、焦げないように!
2015/05/01
土鍋の使い方は、はじめからきちんとしないと、焦げたり、ひびが入ったり、いろいろ気をつけることがありますよね〜
冬は、土鍋を使うことが多いので気をつけたいものです。
すき焼きは・・・鉄鍋
しゃぶしゃぶは・銅鍋
寄せ鍋は・・・・土鍋ですね!
冬は、いろいろなバリエーションの料理ができるので、土鍋の出番が多くなります。
でも、土鍋のことって、よく知らないんですよね〜
土鍋はいつから使われるようになったのか?
調べてみると、歴史はわりと浅くて、本格的に使われるようになったのは、意外にも戦後からなんだそうです。
イメージとしては、もう何百年も昔からと思ってましたが・・・
土鍋の特性は、中の具材にゆっくり火を通して、うまみを引き出すことなんだそうです。
鉄鍋、銅鍋、土鍋の熱の伝導率を比べてみますと、土鍋が1なら、鉄鍋は40倍、銅鍋は400倍になるそうです。
3種類の鍋で、鶏肉を似た場合、土鍋が一番時間はかかりますが、うまみ成分のアミノ酸量を測定すると鉄鍋516、銅鍋311、土鍋は750(単位はすべてmg/l)と土鍋は、ダントツ一番なのです。
なので、土鍋料理は、具材のうまみを引き出して美味しいお鍋になるのですね。
土鍋をきちんと使いこなせるように、焦げたり、ひびが入ったり、割れたりしないように大事に気をつけたいものです。
土鍋を初めて使うときにやるべきこと
最初に買ってきてから使い始める前に、やっておくことがあります。
目止め(土鍋にある小さな穴を埋める作業です)をいずれかの方法で必ず行います。
●小麦粉(大さじ2)を土鍋に入れて、水を8分目まで入れて、10分~20分沸騰させます。
●お米のとぎ汁をいれて、10分~20分沸騰させます。
●おかゆを炊きます。
●野菜のくずを炊きます。
目止めをする際の注意点としては
1.火加減は、中火以下で行います。
2.加熱後は、土鍋が冷めるまで待ちます。
3.冷めてから、中を水洗いします。
土鍋の焦げの取り方
土鍋が焦げた時の焦げの取り方ですが、焦げにもいろいろ種類がありますので、「絶対にこれだ!」というものはありませんが、方法はいくつかあります。
1.土鍋にぬるま湯を半分くらい入れて、一晩おきます。
一晩経ったら、キッチンタオルや布巾などで、やさしく丁寧にこすりとってください。
2.土鍋にお湯を入れ焦げ付いた時と同じ温度になるまで沸騰させて、土鍋が傷つかないように割り箸などで、こげを取り外します。
3.重曹をやわらかいスポンジにつけてこすります。
一度で落ちない場合数回続けて行うことで、薄くなっていきます。
土鍋を火にかけるときの注意点
土鍋を使うとき、必ず鍋の底がぬれていないかチェックします。
ぬれていたら、土鍋が割れてしまいますから要注意!
土鍋のニオイを取るには?
土鍋に水を8分目まで入れ、緑茶を入れて煮立たせます。そうするとニオイが取れていきます。
土鍋のカビを取るには?
土鍋をよく洗ってから、水を8分目まで入れ、お酢を大さじ2杯入れて煮立たせます。そうすることでカビが取れていきます。
※土鍋は、使っていくうえで、とにかく乾燥させることが一番大事です。
シーズンが終わり収納する時も、よく乾燥させてしまいます。
その時、買った時の箱には入れないでください。カビの原因になります。
土鍋は生き物のように生きているので、正しい扱い方で、上手に付き合っていかないといけないですね!