酵素とは!生野菜や果物からもらうエネルギー!
「酵素」って毎日のようにテレビなどでよく耳にしますし、雑誌などでも「酵素ジュース」の特集とかよく目にしますね。
美容特集などでも必ずのように「酵素」ってキーワードが出てきて
健康にいい・・・
美容にいい・・・
アンチエイジングにもいい・・・
ダイエットにもいい・・・
など酵素は「いいことづくめ」です。
そんないいことづくめの酵素について
そもそも酵素とは何なのか?
なぜ健康に重要で、どんな風に毎日の生活に摂り入れればいいのか?
上手に摂り入れる方法とか調べてみました!
目次
酵素とは
酵素とは、人の体の細胞内で形成され,生体での化学変化に対して特異的触媒作用のあるもので、多くの酵素はたんぱく質を元に構成されています。
・酵素は「第9の栄養素」
三大栄養素は、炭水化物・たんぱく質・脂質で
五大栄養素は、三大栄養素にさらにビタミンとミネラルが加わったものです。
その他にも水・食物繊維・フィトケミカル(野菜や果物の抗酸化作用をもつ色素や香りアクなどの成分)、そして9番目に酵素が加わり、酵素は人が生きていくうえで、欠かせない栄養素ということがわかってきています。
人の体の中には20000種以上の異なった「酵素」が存在しているといわれ、酵素はたんぱく質という殻に包まれ人の体の中に必ず存在する生命力のことなんです。
酵素の分類
酵素は大きく分けて「潜在酵素」と「食物酵素」に分けられます。
●潜在酵素
わたし達の体の中で作ることができる酵素のこと。
●食物酵素
外部から摂り入れる酵素のこと。
潜在酵素
潜在酵素は体内で一定量しか作ることができません。
加齢や不規則な生活習慣、乱れた食習慣により余計な消化酵素が使われてしまいます。
そうすると無駄に代謝酵素が減ることになります。
そういう生活を続けていくと代謝が落ち、さまざまな症状や肥満を招く原因にもなっていきますから要注意ですね。
この「潜在酵素」の働きは、さらに「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。
消化酵素(食物の消化)
消化酵素は食事をしたときに分泌される唾液・胃液などに含まれ、食べ物を消化し吸収しやすい形にする働きがあります。
消化が悪いものばかり食べていると消化酵素を無駄に使ってしまうことになります。
代謝酵素(生命活動)
代謝酵素は生命活動すべてにかかわるものです。
内臓や筋肉を動かす細胞の新陳代謝をおこない、
免疫を活性化させ、
老廃物や毒素を排出します。
体内には、「代謝酵素」よりも「消化酵素」の働きの方を先に使う性質があります。
すると「消化酵素」を大量に消費した場合、「消化酵素」が足りなくなると「代謝酵素」から「消化酵素」に回されるので、今度は「代謝酵素」が不足してしまうことになります。
食物酵素
食物酵素とは食物から摂れる酵素のことです。
生の食物「フルーツ・野菜・発酵食品」などに存在する酵素です。
食物酵素を外から摂り入れることによって、先に説明した潜在酵素を無駄に使わずにすみます。
これら食物酵素を含む食物は、加熱すると酵素の働きがなくなるので、生で食べるのが一番です。
酵素を上手に摂り入れるために
生野菜、果物、発酵食品など加熱調理されていない食べ物には酵素が含まれており、酵素が含まれた食品を食べることで体内での消化を助け、体内で生成される潜在酵素を新陳代謝により多く振り分けることができるのですね。
酵素を上手に摂り入れるために食品ごとに次のようにするといいですよ。
●生野菜
野菜は鮮度のいいものを選び、皮ごと食べられるものはなるべく皮ごと食べます。
キャベツ・ニンジン・レタス・キュウリ・トマト・セロリ・パセリ・タマネギ・ダイコン・ヤマイモなど
●果物
果物は新鮮なものを選んで、皮ごと食べられるものはなるべく皮ごと食べます。
リンゴ・バナナ・キウイ・パイナップル・パパイヤ・イチゴ・アボガド・マンゴー・ブドウなど
●納豆
良質なアミノ酸がとれ、よくかき混ぜることで酵素量がアップします。
血液サラサラ、骨粗鬆症予防になります。
●漬物(キムチ)
漬物には植物性乳酸菌が豊富。
胃酸にも負けずに生きたまま腸に届き、善玉菌を増やします。
●生みそ
生みそは加熱していない非加熱タイプのものを選びます。
加熱していないものは乳酸菌が生きたままの状態です。
酵素は熱に弱いので味噌汁を作るときは、必ず火を止めてからみそをいれましょう。
●甘酒
非加熱の甘酒を選びます。
栄養素となる生きた麹菌、アミラーゼなどの酵素補給にもなります。
酵素は私たちが生きていくうえで、必要不可欠・絶対に欠かせないものなんですね。
酵素がないと生きていくことができないってことです。
食べるものは、なるべく消化のいいものがいいですし、生野菜や果物も積極的にとってしっかり酵素を取り入れていきたいです。