染み抜き方法 種類や原因を知っておく!
2015/12/23
食べ物をこぼしたり、食べているときに飛び散ったりしたときなど・・・
シミができると、とたんにブルーになってしまいますよね。
処置の方法を知っていればすぐに落ちたかもしれないのに・・・
間違った処置をしたばっかりにとれなくなってしまいます。
汚したくないカーペットなどにシミができたら、毎日汚れていることが気になってしまうし、お気に入りの服はシミができたら着れなくなってしまいます。
きちんと染み抜きの方法を知っていれば、あわてて余計にシミが広がってしまうこともないですよね。
シミの種類や原因を知っていればシミができたときに必要以上にあわてることもなくなります。
シミの原因
シミができる原因は、食べ物をこぼしたり、化粧品類がついたり、筆記用具などが服についたりすることですが、残った状態を「シミ」といいます。
シミができた原因によって染み抜きの方法が変わってきます。
シミができあわてて、おしぼりなどでこすると逆にとれなくなり残ってしまうことにもなります。
洗濯をする前に「シミ」をとるようにしましょう。
服に付いたシミの原因がわかると、その性質により適切な処置ができ、落とし方が違ってきます。
シミの種類
シミを大きく分けると
●油性のシミ
・・・油に溶ける
●水溶性のシミ
・・・水に溶ける
・・・水にも油にも溶けない
●水油性のシミ
・・・水と油が混じったもの
と4種類に分けることができます。
多くのシミがいろいろ混ざった水油性のもの、例えばカレーのシミは、
・カレーには「水分」
・サラダ油や肉の「油分」
・ターメリックなどの「色素」
が混ざり合うので落ちにくい原因となっています。
油性のシミ
チョコレート、バター、マヨネーズなど油脂を含んだ食品、ファンデーション、口紅などの化粧品、ペンキ、ボールペンなどの筆記用具などが代表的な油性のシミです。
ベンジンで落とすことができます。
例えば口紅などはティッシュで表面の口紅の汚れをつまみとるようにとります。
そして汚れの下にキッチンペーパーもしくはティッシュか白い木綿の布をあて、ベンジンを含ませた布でたたくようにして「シミ」を下に敷いたものに移します。
それでもシミが残ったら水と石けんで落とします。
ボールペンなどの筆記用具の「シミ」は油性の中でも特にガンコなので染み抜き剤を使うととりやすくなります。
水溶性のシミ
しょうゆなどの液体、コーヒー、ジュース、ワインなどの飲み物、汗、血液などがあります。
色素のないものは水と洗濯用洗剤で洗濯すれば落ちます。
酸化してしまうと落ちにくくなってなってしまうので、時間をかけずなるべく早く処置しましょう。
色素が入っている赤ワインはより落としにくくなっています。
赤ワインが付いたものが、洗える素材のものであれば酸素系の漂白剤をつけて洗濯すると、落ちやすくなります。
水油性のシミ
ケチャップ、ミートソース、カレー、ソース、ドレッシング、牛乳、アイスクリーム、水分も油も含まれている多くの食品、多くの料理にあてはまります。
付いてすぐの処置ならば、水と食器用中性洗剤で落とすことができます。
他にも、汚れを包みとってから、ベンジンで油分を落とします、さらに石けんと水で落とします。
食器用中性洗剤を一滴落として叩いても効果が増します。
不溶性のシミ
鉄さび、墨汁、花粉、泥はねなど油にも水にも溶けないものがあてはまります。
泥はねは、水気を乾燥させた後、指ではじくことで取れたりします。
不溶性のシミは家庭で落とすことが難しいので、クリーニング店などの専門店にまかせたほうがいいかもしれません。
輪ジミができたら
染み抜きでできた輪ジミは、輪ジミの周りを水でたたいてぼかしておきます、そのままにしておくことがないように。
シミが付いたら慌ててこすらない
シミが付いたら、すぐにおしぼりやティッシュでこすってしまいがちですが、かえってシミが広がってしまい、取りづらくなります。
シミが付いたら、ティッシュなどでつまみとり、シミが広がらないように気をつけましょう。
シミの種類を知り、そのシミに合った処置をすれば悲しい思いをしなくてすみます。
シミが付いたら、なるべく早く処置したいですが家にいるときはできますが、外出しているときは難しいですよね。
けれども、ちょっと汚れをつまみとったり、水で処置できる種類のシミは水で処置したりして、なるべく時間をおかないようにしていきたいです。