四十肩、五十肩を改善するには?治療って必要?
四十肩、五十肩って、よく聞きますよね。
四十代や五十代の人に起こる肩の関節が痛くなったり、肩が上がらなくなったりする症状ですが、三十代などの若い人がなることもあるんですよ。
この四十肩・五十肩!なったときにどうしたらいいのでしょう?
四十肩・五十肩とは?
この四十肩・五十肩は、どうして起こるのか原因がハッキリしていないのです。
普通の肩こりとは種類の違うものとされています。
肩こりは首から肩の筋肉の問題ですが、四十肩・五十肩は”肩関節の問題”なのです。
関節をスムーズに動かすための靭帯や筋が炎症や拘縮を起こして、痛みが発生してしまいます。
「肩を動かすと痛い」「腕を回すと痛い」「肩があがらない」などの症状が特徴です。
洋服を着るときや、電車の吊革につかまろうとしたときなど、痛みが発生します。
酷い時には痛みのせいで寝てても目が覚めてしまうこともあるんですよ。
四十肩・五十肩の治療は必要?
この四十肩・五十肩、放っておいても半年~1年間くらいで痛みは収まります。
しかし、何も治療をしないでそのままにしておくと、痛みが収まっても肩が元の通りにスムーズに動かない、といったことになってしまう場合があります。
腕が耳につかない、肩を真上にピッとあげることができない・・・などなど。
痛みが出ている時期に肩をかばって動かさないでいると、関節が硬くなってしまうのです。
なので、痛みを早く引かせるためにも、症状を悪化させないためにも病院に行くのがおすすめです。
整形外科に行けば何かと安心ですね。
肩関節の可動域を広げるための運動療法や、肩を温める温熱療法などを行います。
痛みをやわらげるには?
四十肩・五十肩の痛みが酷い時、まず何より安静にすることが大事です。
また、肩関節を温めることも大きな効果があります。
熱いお湯に浸したタオルをしぼってビニール袋に入れたものを、肩関節を包むようにのせると効果的です。
また、ぬるめのお風呂にゆっくりつかるのもよいでしょう。
肩を冷やさないことが大切です。
衿ぐりの大きく開いた服は肩を冷やす原因になるので、服装にも気を配りましょう。
我慢できないくらいに痛みが強い時には、薬局にて症状を相談のうえ、市販の鎮痛剤を使ってみるといいかもしれません。
四十肩・五十肩を改善する方法は?
四十肩・五十肩は、激しい痛みの出る急性期はともかくとして、慢性期や回復期にはなるべく肩を動かしたほうが回復の効果が高まります。
痛いからといって全く肩を動かさないでいると、ほとんど肩関節が動かなくなってしまう”フローズン・ショルダー”という状態になってしまうことがあります。
そこで、四十肩・五十肩の回復によく効いて、手軽にできる「ひじまる体操」を紹介します。
これはNHKの情報番組「ためしてガッテン」で紹介されたました。
背中ほぐしひじまる体操
痛みが起こらない範囲で、少しずつでもやってみるといいですね。
くれぐれも無理のない範囲でお試し下さい!
四十肩・五十肩を予防するには?
四十肩・五十肩の原因はハッキリと特定されていませんが、やはり運動不足の人がなりやすい傾向にあるようです。
普段から適度な運動をして、肩を動かしておくことが大事です。
また仕事の合間に肩を動かす運動をしておくのも良いでしょう。
また、四十肩・五十肩は痛みが出る前に肩に違和感やしびれなどの前兆が出ます。
このような前兆を感じたら、肩を動かしたり温めたりして、症状が悪くなるのを抑えましょう。
一回なってしまうと、物凄い激痛に襲われてしまうこともあるようですのでご注意ください。
短くても半年~1年間、長い人で2~3年間の治療期間も必要になってしまうので、普段から発症しないように心がけておきましょう!