風邪に効くハーブティーにはどんなものがある?
ハーブティーをゆっくり飲んでいると、ゆったりとして、とてもくつろいだ気分になります。
癒されますし、いろんな効能もありますよね。
ハーブティーといっても、
ローズヒップ、ハイビスカス、タイム、セージ、レモングラス、ペパーミント、ラベンダー・・・・
挙げたら数えきれないほど、たくさんの種類があります。
目次
ハーブとは
ハーブには多くの種類があるんですが、そもそもハーブって、どんなものを指すのか?知ってますか?
ハーブとは、一般的に薬、香料、防虫、防臭、防腐などに利用されたり、料理の香り付けや香りに鎮静作用や興奮作用がある有用植物で、緑の葉を持つ草や茎のやわらかい植物などを指すことが多いようです。
同じ有用植物でも、実、根、樹皮、種子などの部分は香辛料と呼ぶんですね。
風邪に効くハーブティー
夏はクーラーの冷えすぎなどで、冬は寒さや乾燥で風邪を引きやすくなりますが、風邪はなるべく自然治癒力をうまく使って治したいものです。
いろんな効能を持つハーブティーですが自然治癒力を高め、風邪に効くものもあります。
風邪に効くハーブティーとして主なものに次のものがあります。
●エルダーフラワー
粘液浄化により、呼吸器の気道をきれいにして、風邪やインフルエンザののくしゃみ、鼻水、鼻づまり、悪寒などをやわらげ、免疫力を高めてくれます。
また、エルダーフラワーはアレルギー性の鼻炎に効いたり、利尿や発汗作用によって、体内に溜まった毒素の排出を助けてくれます。
●エキナセア
エキナセアは免疫賦活、抗炎症、発汗の作用があり、免疫力を高め、風邪やインフルエンザの治りを早め、風邪の引き始めのどの痛みなどの症状を緩和します。
また抗ウィルス、抗菌作用により、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に効き、免疫力が低下し、感染症にかかりやすい人にもオススメです。
アメリカの先住民が、万能薬として使用していたハーブで、癖のないやさしい草木の香りで、飲みやすいです。
●タイム
タイムは古くから民間薬としてヨーロッパで使用されてました。
強い殺菌効果で、風邪やインフルエンザの症状を緩和し、特に風邪の引き始めののどの痛み、咳止めに効きます。
胃腸炎やぜんそくの症状などにも効果があります。
●カモミール
カモミールは抗炎症作用により、風邪やインフルエンザののどの痛みなどの症状を鎮め、血液循環を良くして体を温め、悪寒をやわらげ、免疫力を高めてくれます。
風邪による腹痛や不眠症などに効きます。
カモミールはドイツ人に特に飲まれていて、風邪や腹痛のときには必ず飲み、どんな家にも必ず置いてあるそうです。
ハーブ療法が盛んなドイツでは、病院の薬治療よりもハーブを多く取り入れてるようなんですね。
風邪で熱がでても、解熱剤などつかわずに安静にして、寝て汗をかき、カモミールティーを飲んで、これを繰り返すそうです。
日本でいう卵酒のような感じですかね。
●ジンジャー
体を温め発汗を促しますので、風邪や冷え症に効きます。
●ペパーミント
ペパーミントの殺菌効果は風邪の菌にも効き、浄化作用によって、不調なときや風邪による鼻づまりをスッキリさせてくれます。
●レモングラス
レモングラスは殺菌作用があるため、風邪やインフルエンザののどの痛みや発熱、頭痛などの症状や、下痢や腹痛などの症状をやわらげます。
風邪の症状別にハーブをブレンド
ハーブティーは単品でも風邪の予防や緩和に効きますが、複数のハーブをブレンドすることによって症状別に使用したりします。
例えば次のような症状別に次のハーブをブレンドしてハーブティーを作ります。
くしゃみ、鼻水に
・エルダーフラワー
・タイム
・カモミール
・リンデン
エルダーフラワーを中心にこれらのハーブをブレンドして風邪、インフルエンザの予防や鼻の諸症状に効果的です。
風邪の予防や喉の痛みに
・エルダーフラワー
・タイム
・エキナセア
・ブルーマロウ
これらのハーブをブレンドして、喉の粘膜を殺菌効果が期待でき、うがいにも適しています。
悪寒に
・カモミール
・ジンジャー
・エルダーフラワー
・エキナセア
体を温めるジンジャーがブレンドされてますから、悪寒をやわらげ、風邪に効果的です。
ハーブティーにはドライのものとフレッシュのものがあります。
それぞれの淹れ方は次のとおりです。
ドライハーブティーの淹れ方
一人分のハーブの量
ティースプーン山盛り1
ティーポットに入れ150cc~180ccの熱湯を注ぎます。
3分~5分蒸らします。
茶こしを使ってこし、カップに注ぎます。
フレッシュハーブティーの淹れ方
ハーブはきれいに洗って、水気を切ります。
手やはさみを使って細かくします。
一人分のハーブの量はティースプーン山盛り2杯~3杯をティーポットに入れ150cc~180ccの熱湯を注ぎます。
3分~5分蒸らします。
茶こしを使ってこし、カップに注ぎます。
紅茶や緑茶とブレンド
紅茶とハーブをティーポットに一緒に入れ、熱湯を注いで蒸らします。
緑茶も同様にハーブと一緒にティーポットに入れ、熱湯を注いで、蒸らします。
その時、ハーブティーは濃いめに入れるのがポイント。
冷めているより暖かい方が風邪の症状にも良いですね。
ちなみに、このハーブティーを飲む量は1日にカップ3~4杯が目安です。
風邪の対策で、体を温める意味でも毎食の時がオススメです。
味が飲みにくい、という時はシロップを入れて、少し甘くするのもいいですね。
甘くするときは、シロップ以外でも殺菌効果があるはちみつを入れると更に風邪への効果がアップしますよ。
ハーブティーの味も、まろやかになってクセも気にならなくなります。
ハーブティーの専門店にいくと、風邪の諸症状に効くブレンドはたくさんあります。
それほどハーブティーは、風邪に効果があるということなんですね。
またハーブティーはノンカフェインなので妊婦さんも、飲むことができます。
妊婦さんは風邪をひいても効果があって、飲める薬が限られてますから、とっても心強いですね。
もし、効果のあるハーブティーのブレンドの味が苦手というのであれば、シロップなんかで味を整えてください。
ハーブティーを飲んで、リラックス効果を感じながら、風邪を予防しましょう!