女性の加齢臭って体のどこから臭う?その対策は?若い女子にも・・・
2015/05/14
加齢臭というと、”中高年のおじさん”って連想しますけど、若い女性にも加齢臭ってあるのだとか・・・
高齢の方ならわかりますが、若い女性にもあるって、いったい加齢臭って、どんなことが原因で起こり、体のどこから臭うのか?その対策はどんなことがあるのか?調べてみました!
目次
加齢臭の原因
女性も男性と同じで、加齢臭は分泌された皮脂が酸化し、臭いの元となるノネナールという物質が発生して起こります。
このノネナールは、皮脂腺からの脂質が酸化してできる「過酸化脂質」と、脂肪酸「パルミトオレイン酸」が反応して発生します。
とくに「パルミトオレイン酸」は、中高年に分泌される物質なので、加齢臭と言われるんですね。その臭いはチーズ、古本、ろうそく、線香の臭いに似ていると言われてます。
ホルモンと加齢臭の関係
女性ホルモンは皮脂分泌を抑制するんですが、30代後半ごろから、女性ホルモンが減り、皮脂の分泌が多くなって、加齢臭が臭ってくるわけですね。
女性の場合、更年期を過ぎると女性ホルモンがどんどん減っていく一方、皮脂腺の抑制が効かなくなり、加齢臭がより出やすくなるようです。
男性の場合、60代を過ぎると、男性ホルモンによって分泌される皮脂が減って、加齢臭が弱まっていくのだそうです。
加齢臭と普通の体臭の違い
加齢臭って、普通の体臭と一緒と思ってましたが、発生の場所やメカニズムが異なるんですね〜
発生する場所
■加齢臭:皮脂腺
■普通の体臭:汗腺
原因となる物質
■加齢臭:ノネナール
■普通の体臭:100種類上のガス
体内での現象
■加齢臭:酸化反応によって「過酸化脂質」、「パルミトオレイン酸」が出る
■普通の体臭:腸内の排泄物などの悪臭が皮膚の表面に出る
それぞれの根本的な対策
■加齢臭:酸化を抑える
■普通の体臭:腸の状態を整える
加齢臭は体のどこから臭う?
皮脂の酸化により臭いが発生しますが、皮脂の分泌が多い部分がとくに臭いの発生もとになります。
皮脂の分泌が多い部分として次の部分があります。
・顔の額から鼻へのTゾーン
・耳の後ろ
・首の後ろ
・背中の中心部分
・胸元
・わき
・へそとそのまわり
・デリケートゾーンとそのまわり
加齢臭の対策は?
加齢臭の対策には、①ホルモンバランスをよくして抗酸化力を強くする方法と②臭いのもとである皮脂を除去する方法があります。
①抗酸化力を強くする方法
●体を酸化させないビタミン E、A、Cなどをしっかり摂る。
魚、納豆、豆腐、ニンジン、ほうれん草、かぼちゃ、トマト、オリーブオイル、えごまの油、ワイン、緑茶、烏龍茶など
食事の場合、脂肪分の多いラード、バター、焼肉、コッテリ系のラーメンを多く食べないことも大切です。
●リンゴ酢を飲む。
●女性ホルモンのバランスがいいのは太り過ぎず、やせすぎでない体になる。
●ストレスをためない。
ストレスはホルモンバランスに悪影響を与え、ドロドロとした汗を出し、臭いの原因になります。
●睡眠を十分にとる。
●汗をかく習慣により、サラサラ汗にする。
運動やお風呂の湯船に入って汗をかく習慣が大切ですね。
●タバコやアルコールは控える。
タバコやアルコールはビタミンCなどの抗酸化物質を破壊したり、それ自体に体臭となる成分が含まれています。
②皮脂を除去する方法
●加齢臭石鹸など消臭・殺菌作用にすぐれた専用の石鹸やシャンプーで皮脂の分泌の多い部分を入念に洗う。
普通の石鹸と比べて加齢臭石鹸はノネナールを防ぐ効果があり、臭いを消す効果が持続しやすいようです。
加齢臭石鹸として「珠玉の泡」、「柿渋石鹸」、「ジョイフルガーデン」、シャンプーとして「ハーブガーデン」などがあります。
頭部を洗う時は髪の毛でなく、頭皮をきちんと洗うことが大切です。
●お風呂に入るとき、お湯に酢をコップ半分〜1杯ほど入れて入るとノネナールの発生を防ぎ、お肌を若干酸性に整え、雑菌の繁殖を抑えます。
加齢臭って、女性にはあまり関係ないようでも、油断するといつのまにか・・・ってことになりますから、普段から食生活、生活のリズムなど気をつけた方がいいですね!