山芋 栄養の健康効果は!種類は!
山芋=滋養強壮みたいなイメージありませんか?
元気がでるイメージがあります。
でも具体的にどんな栄養価があるのかはわかってないんですよね・・・
山芋を「とろろ汁」にするとごはんも進みますよね〜
千切りにして食感を味わってみたり、お好み焼きに入れたり、バターでソテーしたり、いろいろな料理法があります。
山芋って1年中見かけることができますので寒い冬も暑い夏も欠かせない野菜ですよね。
ところで山芋の栄養、その効果とか、種類ってどのくらいあるのでしょうか?
目次
山芋の栄養
主成分のでんぷん
普通でんぷんは加熱が必要ですが、山芋には「でんぷん分解酵素のジアスターゼ」が豊富に含まれているため、消化を助けることができ、生で食べることができます。
生で食べることのできる唯一の「いも」といわれるゆえんです。
ムチン
たんぱく質の消化吸収を助けるぬめり成分です。
他にも
ミネラル(ビタミンB群、ビタミンC、カリウムなど)、食物繊維などがバランスよく含まれています。
山芋の健康効果
●コレステロール値や血糖値を下げる。
●高血圧や動脈硬化を予防する。
●肌を予防する。
●老化の予防をする。
●便秘を解消する。
●疲労を回復する。
●消化吸収を助ける。
以上のような効果があるとされています。
山芋はいつから食べられるようになったのか
もともと山に自生していたことから「山芋」と名付けられました。
縄文時代から食されていて、鎌倉時代から室町時代にかけて栽培も始まっていったとされています。
古代より「滋養強壮」の効果があるとされ、「山うなぎ」とも呼ばれていました。
山芋の種類
世界には600種類ほどあるといわれています。
日本では、以下のものが代表的品種で栽培され販売されていたりします。
自然薯
日本に古代から自生している野生種。
強い粘りでうまみも濃いです。
収穫まで3~4年かかり、長さは、60cmから1mになります。
そのため掘り出すのが困難になり、天然物はほとんど市場に出回りません。
最近は栽培種が出回るようになってきました。
長芋
長い棒状のもの。
水分が多く、きめはやや粗いです。
山芋としていちばん多く流通している栽培品種になります。
つくねいも
げんこつのような形をしています。
粘り気が強く、貯蔵性も高いです。
関西地方では「大和いも」と呼ばれています。
和菓子を作るときの原料にもなっています。
いちょういも
形が平べったくイチョウの葉に似ていることから、この名前がつきました。
粘りは、長芋より強いです。
関東地方では「大和いも」と呼ばれています。
ダイショ
日本では、沖縄や南九州などの一部でわずかに栽培されています。
山芋の保存法
丸ごと一本の場合
保湿のため、新聞紙などに包んで冷暗所に置きます。
保存状態により1ヶ月ほどもちます。
使いかけの場合
使いかけの山芋は切り口が乾かないように乾かないようにします。
ラップできっちり包んで冷蔵庫の野菜室へ置きます。
保存状態により1週間ほどもちます。
冷凍する場合
すりおろして小分けにして冷凍保存します。
「やまかけ」やお好み焼き」など少量づつ必要なときに便利です。
保存状態により2週間ほどもちます。
山芋見分け方
・切り口が変色しておらず、みずみずしいものが新鮮です。
・長芋などすりおろしたときなどに、変色したことありませんか。
それは、長芋に含まれているポリフェノールが原因です。
ポリフェノールオイシダーゼという酵素によって酸化してしまい変色してしまいます。
「りんご」をむいたときに時間が少したつと変色しますよね、あれと一緒です。
山芋のおいしい時期
1年中見かけますが、10~3月頃とされています。
山芋大好きですが、こんなに栄養価が高いと知りませんでした。
「山うなぎ」と呼ばれていたこと納得いきますね。
夕食などで、もう一品ほしいときなどとても重宝しています。
これからもおいしくいただきたいと思います。